6月の花言葉

今月の花は牡丹、学名:Paeonia suffruticosaでボタン属の落葉小低木。

原産地は中国西北部。「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
美しい女性を花にたとえた言葉です。その一方で漢方薬の飲み方としての解釈もあります。
座ってばかりいて下半身が鬱血したなら牡丹を飲んで美しくなると言う意味です。
見た目も豪華で艶やかなので花言葉は王者の風格・壮麗・高貴・富貴です。
もともとは薬用として奈良時代に弘法大師空海が中国から持ち帰ったといわれる牡丹。
また唐の詩人李白が楊貴妃を牡丹にたとえた詩が残されています。
日本文学に登場したのは「枕の草子」が最初。
「牡丹散(ちり)て打かさなりぬ二三片」与謝蕪村 
多くの俳人詩人作家に愛された花です。
手洗いうがいをお忘れなくお願いします。

文・写真・編集
 Y・S